2015年12月24日木曜日

つい、うっかり、こんなものを買ってしまった。

ローストビーフを買った。

ローストビーフは、そもそも、イングランドの労働者階級が安い赤身の肉をおいしく食べるためにしつらえた食べ物である。グレイビーソースで味をごまかして、おいしく食べた気になるためのものである。

本来は、安価な赤身の肉をおいしく食べるためのものを、田村牛を使ってローストビーフにしている。

田村牛って、松阪牛並みのもので、そのローストビーフは、世界最強であるにちがいない。

ひと切れで400円になる。

だが、それほどの肉にグレイビーソースをかけては台なしになる。肉本来の味が紛(まぎ)てれてしまう。

添付されている調味料はホースラディッシュだった

2015年10月14日水曜日

お肉を柔らかく焼く方法

専業主婦でも知らない人が少なくないので、お肉を柔らかく焼く方法について認(したた)めよう。

まず、フライパンを熱して、油を引く。

お肉を投入してよいくらいになったら、そこで一旦(いったん)、火を止めて、充分に冷えるまでフライパンを置いておく。

冷えた状態のフライパンにお肉を投入して、そのまま焼く。

これだけで、普段よりもお肉が焼きあがる。

一般の飲食店がこの方法で調理しないのは、フライパンを冷ますための空間と時間とが必要となり、効率が悪くなるからである。

2015年10月9日金曜日

脳梗塞(のうこうそく)になった近所のおじいさんの話

初めて目にしたとき、そのおじいさんは実にゆっくりと歩いていた。

買い物に出かけて、20分後に戻っても、5メートルくらいしか進んでいなかった。

そのおじいさんは脳梗塞で右半身が不自由になっていたようだった。

朝・昼・晩と、毎日、只管(ひたすら)、歩いていた。歩くことがリハビリであるようだった。

1年も経つと、歩く速度が随分(ずいぶん)と速くなっていた。

ある日、単車で走っていたら、「あのおじいさんがこんなところを歩いている」というのに出喰(でく)わした。信じられないくらいに遠くまで出かけていた。

こんなところまで歩いて来られるくらいになったのだなと感心した。

それから暫(しばら)くして、自宅に戻ったら、そのおじいさんはタクシーで帰宅した。

タクシーを使わないと戻つて来られないくらいに遠くまで歩いて行けるようになっているということに、私は大層(たいそう)感動した。

その後、そのおじいさんは、タクシーを使わないと戻れなくなるほども遠くに出かけたことに懲(こ)りたらしく、自宅周辺をぐるぐると廻(まわ)るようになった。

2015年10月8日木曜日

「これが伝統の力というものか❗」と日産の技術者は言った。

ル=マン24時間レースに参加していた頃、日産はポルシェPorscheのレース用エンジンを2基、購入した。当時のポルシェは1基あたり10億円出せば、だれにでも売ってくれた。

ひとつはテスト用に使用し、もうひとつは分解してどんな秘密が匿(かく)されているのかを調べようとした。

ところが、電子制御などの先進技術はなにもなかった。「工夫(くふう)」というものさえなかった。昔ながらの構造のエンジンだった。旧来のものをただ極度に洗練しただけのものだった。

日産の技術者たちは唖然(あぜん)とした。

「これが伝統の力というものか❗」と日産の技術者は言った。

しかしながら、「伝統の力」に胡座(あぐら)をかいたせいで、今の日産のGT-Rに対費用効果で上回るものが製造できなくなっている。

2015年10月7日水曜日

TAKEO KIKUCHI のジーンズを古着屋で300円で買った。

TAKEO KIKUCHI (菊池武夫)のジーンズを、BAZZSTORE (バズストア)江古田店という古着屋で300円(税込み324円)で買った。

単に日本製というだけでなく、株式会社ワールドの製品なので、たぶん、新品なら2万円くらいの品物だろう。

BAZZSTORE という古着屋は、最近、店舗を増やしている。店舗を増やしすぎて、目利(めき)きが足りないのだろう。

西武新宿線沼袋駅の商店街にあるコリエ=リフォーム=スタジオという店で、裾(すそ)あげをしてもらった。840円だった。

その店の人も、300円という値(ね)づけに呆(あき)れていた。

日本人の体型の特徴を研究しつくしているので、菊池武夫のジーンズは、穿(は)いていて、楽だよ。

2015年10月5日月曜日

手抜きうどん

「手抜きうどん」の看板のある手打ちうどんの店が、環状7号線の杉並区高円寺南5丁目あたりにある。

2015年10月1日木曜日

吹石一恵が特定の年齢層には魅力的に見える理由

吹石一恵がデビューして間もないころ、清純派女優として、中高年が読者層のグラビアを飾るの見て、それほどの美人ではないのに、なぜ、あちこちから仕事が舞い込むのが不思議だという意味のことを言っていたので、理由を説明した。

元・近鉄バファローズの内野手である吹石徳一(ふきいしとくいち)の娘だからである。あのいかつい顔の吹石徳一から、あのくらいに素晴らしい容姿の娘さんがいれば、実際の美人度の5割増しに見える。

週刊誌の編集者は、「吹石一恵そのもの」を見ているのではなく、「吹石徳一の娘なのに美しい一恵さん」として見ていた。この視点がわからなければ、謎のグラビア起用としか思えなくなる。

逆に、父親が優男(やさおとこ)系の美男子の場合、その娘が可愛(かわい)くても、美人でも、3割減の評価になってしまう。

母親の場合は、ややこしい。

母親が娘よりずっと美人である場合、自分はこの娘(こ)のことを綺麗(きれい)だと思っていたが、それほどでもなかったんだと思ってしまう。

反対に、母親がデブで不細工(ぶさいく)で、かつ、若いころの写真が今の娘と似ていた場合、つきあっている男性は「この娘(こ)も将来はこうなっちゃうんだろうか?」と苦悶(くもん)する。

娘の将来を考えると、「いかつい顔つきの父親」がいちばんであるようだ。

ところで、吹石一恵と福山雅治とが結婚したそうだが、福山雅治が15歳のとき、吹石徳一は近鉄バファローズの現役選手だった。

まさか「いかつい顔つきの父親マジック」に嵌(はま)ったんじゃないよね。

http:/m.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/11/05/jpeg/G20121105004492050_view.jpg

2015年9月29日火曜日

特攻の街:荻窪(おぎくぼ)

知り合いのおばあさんと話していたら、こんな話がでてきた。

「近所の2つ年上と3つ年上の戦闘機乗りは、全員、特攻で死んだんですよ」

どこかの地方の町か村かで、2歳年上・3歳年上の戦闘機乗りが4人くらいしかいない程度の田舎での話だろうと思って、出身地を訊(たず)ねた。

杉並区荻窪だった。

荻窪には帝国陸軍の職業軍人が多く住んでいた。今とはちがって、戦前の、というか、高度経済成長の前までの荻窪は、ただの田舎だった。明治時代・大正時代と、多摩地区の扱いであった。だから、土地が廉(やす)かった。

荻窪には中将通(ちゅうじょうどお)りというものがある。杉並区立中央図書館の東側の道路で、荻窪団地あたりまで南下する道路である。帝国陸軍中将の自宅があった通りで、帝国陸軍の将校が多く住んでいた。

中将通りではないが、226事件で、陸軍大将・渡辺錠太郎(わたなべじょうたろう)は、杉並区上荻窪312番(現在の上荻2丁目7番地)の自宅で襲撃され、殺害された。

荻窪周辺には職業軍人が多くいた。したがって、その子弟も多くいた。

帝国海軍では、特別攻撃、所謂(いわゆる)神風特攻隊は、最初から志願制であったが、帝国陸軍にあっては、志願制にすると、全員が志願し、混乱する可能性があり(帝国海軍では、特攻に志願したのに選ばれなかつた戦闘機乗りの落胆ぶりはすごかったし、最初のほうの特攻作戦で選ばれた者は、とりわけ、名誉なことと考えた)、帝国陸軍航空隊の一員であれば、志願するのが当然ということて、当初は指名制だったけれども、途中から志願制に変わった。

神風特攻隊は帝国海軍のもので、帝国陸軍では、振武隊という名称であった。振武隊の「振武」とは「武に振(ふ)るう」という意味である。

戦闘機乗りとなった近所のお兄さんたちが、次から次へと、そして、最終的には全員が特攻で戦死していくというのは、稀有(けう)な経験だろう。

荻窪の街を単車や自動車で走ると、いつも、このことを思い出して、ほんのちょつと敬虔(けいけん)な気持ちになる。

全員が特攻で戦死したとき、どういう気持ちだったかを、そのおばあさんに訊(たず)ねてみた。

「私も頑張(がんば)らなくてはと、本土決戦に備えて、終戦まで毎日、薙刀(なぎなた)の稽古(けいこ)をしていました」と言った。

そのおばあさんは軍国少女だつた。

2015年9月7日月曜日

「今のは、おやすみのキス? そ・れ・と・も……」と彼女は言った。

「笑い」の感覚は人によってまったく違う。

18歳のときに、フランス人の女の子とデートした。

彼女を送って、下宿の玄関の前で、キスをした。唇(くちびる)に軽くキスをした。

「ねえ……。今のは、おやすみのキス? そ・れ・と・も……」
'Well....  Is that a goodnight kiss?  Or....'

その後(あと)、私たちは黙(だま)ったままでいた。

「Is that...?のところは、過去形か、あるいは現在完了にしなければいけないんじゃないのかな?」と私は思っていた。

一方、彼女は「『おやすみのキス』の反対のことばは、何だっけ?」と考えていた。

私たちふたりは、初(はじ)めから違う方向を見ていたのだろう。


あることをきっかけにして、30年以上も前のこのことを思い出したわけなんだけどね。

それから、このことを話してみたところ、男性はくすっと笑って、「気の利(き)いたことをいう娘さんだね」とか、「おもしろいことを言うねえ」とか、そういう反応をした。

ところが、女性の場合、なぜか、全員が大笑いした。10代後半から80代まで、爆笑した。

近所のスーパーマーケットで、後ろにほかのお客さんがいないときに、馴染(なじ)みのレジのおばちゃんに「今のは、おやすみのキス? そ・れ・と・も……」の話したところ、そのおばちゃんだけでなく、残りのレジのおばちゃんたちも大笑いして、レジ全部が5秒ばかり崩壊(ほうかい)した。

なぜ、そんなにおもしろいのか、私にはさっぱりわからないままである。

自己紹介

自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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