2014年5月17日土曜日

「あけぼの」の缶詰が、味はいいのに、当初、サウジアラビアなどのイスラム国家では売れなかった理由

ニチロ(現・マルハニチロ)が、イスラム圏に進出して、「あけぼの」ブランドの缶詰を販売しようとした。

「あけぼの」の缶詰は、目隠(めかく)し調査では、とてもおいしいと好評であった。

しかし、さっぱり売れなかった。

目隠し調査では、あまりおいしくないとされた競合他社の商品のほうが売れている。

担当者は、どうしても理由がわからなかった。

なぜ、こちらを買わないのか、お店でお客さんに直接、訊(たず)ねた。

日の出のマークを指さして、太陽が描(えが)いてあるからと答えた。

サウジアラビアなど、緑が少なく、沙漠(さばく)の多い地域では、太陽は喜ばしいものではなく、むしろ、忌(い)むべきものである。

イスラム国家の国旗に、月を描いているものが多いのは、そうした理由によるものである。太陽が好きではないのである。

最近の「あけぼの」ブランドの缶詰には、日の出が描いていないものが多くなっている。イスラム圏を含めた世界戦略なんだろう。















鯨肉大和煮(げいにく/くじらにくやまとに)は日本人くらいしか食べないから、旭日旗(きょくじつき)のような図案(ずあん)が、今でも、描かれている。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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