2014年2月16日日曜日

かつて「1ドル=360円」だった理由を勘違(かんちが)いしていた生徒

1971年までは「1ドル=360円」の固定相場制(こていそうばせい)だった。

その理由を勘違(かんちが)いしている生徒がいた。

円の中心が360°だから、360円になっていると思い込んでいた。

実際は、1871年の「新貨条例(しんかじょうれい)」を定め、正式に「円」が通貨単位になった際に、貨幣(かへい)に含(ふく)まれる金や銀の量から、だいたい「1ドル=1円」となった。

その後、日本はインフレーション[inflation通貨膨張(つうかぼうちょう)]を続け、大東亜戦争終結後には、戦時国際(せんじこくさい)を換金(かんきん)したので、空前のインフレーションとなり、1949年に「1ドル=360円」となった。

それにしても、「円の中心は360°である」→「1ドル=360円」と考えたのは、ある意味、特殊な才能であろう。

しかしながら、もしも「1円=360ドル(または360セント)」から、「円の中心は360°であるからだ」と考えるほうが自然な気がしなくもないが……。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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