2013年12月16日月曜日

東京生まれの人は「にゅうめん(煮麺)」を食べない。

にゅうめんとは、そうめん(素麺)を茹でたものである。元来は「煮麺」であり、それが変化したものである。

東京生まれの人は、親が関西出身でもないかぎり、にゅうめんを知らない。知っていたとしても、たとえば、風邪を引いたときに、食べたことがあるくらいだというのがせいぜいである。

東京は蕎麦(そば)が主流なので、にゅうめんは食べない。にゅうめんを食べるのは、素麺の産地周辺に限られるのだろう。

ところが、東京生まれの人には馴染(なじ)みがないのに、にゅうめんがフリーズ=ドライ食品で売られていた。

びっくりした。

コンビニエンス=ストアは、客に飽(あ)きられないようにするために、新製品をつぎからつぎへと販売する。

ベトナムの麺類であるフォーなども売られている。タイのトム=ヤム風味のカップ入りの春雨(はるさめ)も売られている。

ネタが切れて、関東以北を対象に、フリーズ=ドライのにゅうめんもコンビニエンス=ストアの店頭で販売するようになったのだろう。

ベトナムのフォーなどと同じ扱いといえる。

ということは、関東でにゅうめんを拵(こしら)えて食べるのは、エスニック料理を食べるようなものということだろう。

ちょっとうれしいかな。

だれも買わないだろうが、うちの近所のコンビニエンス=ストアで売っていたものを貼りつけておこう。私の感覚では、にゅうめんはフリーズ=ドライで食べるものとは思えないのだが。



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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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