2013年10月6日日曜日

明治維新以前、日本には帽子はなかった。

冠(かんむり)はあったけれども、普段、使用する帽子はなかった。菅(すげ)などの笠(かさ)はあった。笠があったのは、8月の日本は東南アジアくらいに暑く、湿度(しつど)が高いからである。

帽子の代わりに、たとえば、掃除などをするときに、頭に埃(ほこり)がつかないようにするためには、手拭(てぬぐ)いを頭に巻いた。

明治維新後、男性は帽子をかぶるようになった。

帽子の時代は、1964年の東京オリンピックまでだった。

東京オリンピックまでは、道路は碌(ろく)に舗装(ほそう)されておらず、なにかと土煙が舞い上がった。ポマードやヘア=クリームをつけていると、土や砂が髪の毛につく。それで、帽子をかぶらないといけなかった。

東京オリンピックを境(さかい)に、都会では、帽子をかぶらなくなった。道路が舗装されたからであるらしい。

今後の帽子は、ファッション=アイテムとしてしか、利用されないだろう。

うちの近所の練馬区江古田界隈(えこだかいわい)では、中高年は鳥打ち帽(ハンチング=キャップ)をかぶっている人が多いが、墨田区錦糸町や競輪場や競艇場では、どういうわけか、野球帽をかぶっている人が多い。

なぜなのだろうか?

高級住宅街となると、中折れ帽(ソフト=シルク=ハット)が増えるのだろうか?

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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