2013年8月26日月曜日

フォーチュンクッキーの起源は日本の北陸地方だが、日本人は起源を主張することはない。

AKB48の「恋するフォーチュン・クッキー」が流行(はや)っているらしい。真似(まね)のしやすい踊りであるらしく、あちこちに「踊ってみた」という動画がアップされているようである。踊りやすい振り付けというのはひとつの戦略であるらしい。

今の中学校の英語教科書に、フォーチュン=クッキーfortune cookieが登場する。そのときに、調べてみた。

フォーチュン=クッキーは、もともとは、北陸地方の神社で配られていた辻占煎餅(つじうらせんせんべい)がもとになっている。2つ折りの籤(くじ)が入っている。

萩原真(はぎわらまこと)という庭師(にわし)が、1915年にサンフランシスコで開催されたパナマ万国博覧会で出品し、広まり始めた。第2次世界大戦後、中華料理屋がこの煎餅(せんべい)を取り入れ、普及した。ところが、萩原は、辻占煎餅で儲(もう)けようとは考えていなかったので、特許取得や意匠登録をしていなかった。

今では、ごく普通の日本人はフォーチュン=クッキーはアメリカの中華料理屋が始めたものだと思っているし、日本の中学生用の英語の教科書でも、アメリカの中華料理屋でごく普通に見られるものとして扱っている。

インドネシアのJKT48の「恋するフォーチュン=クッキー」を以下に貼りつけておく。



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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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