2013年7月27日土曜日

宇宙に上下はないのだから、宇宙戦艦ヤマトのデザインはおかしいと生徒に指摘された。:宇宙戦艦ヤマト2199

宇宙に上下はないのだから、宇宙戦艦ヤマトの船体のデザインは下からの攻撃にむちゃくちゃ弱いはずで、馬鹿としか言いようがないという指摘があった。

確かにそのとおりだ。なにかあると第3艦橋は破壊され、「第3艦橋への配属を命ずる」というギャグが生まれたくらいだ。

ところが、どういうわけか、下方からヤマトを攻撃することはなかった。ガミラス星人にも武士道があったのだろう。相手の馬の脚を斬ればよいのに、卑怯(ひきょう)なことだとして、鎌倉武士はそれをしなかった。これと同じだといえよう。

下からの攻撃に弱いはずだということは、『宇宙戦艦ヤマト2199』の制作スタッフも考えていたようで、日本のミサイル護衛艦のように、いわゆる煙突ミサイルchimney missilesをヤマトの船体下部から発射できる設定になっている。しかしながら、船体下部からの煙突ミサイルを使用したのは第5章まででは1回だけだったようだ。

ほかにも、無重力状態なのに、なぜ、空母に滑走路(かっそうろ)があるのかとか、宇宙空間なのに、なぜ、空力学aerodynamicsを意識したデザインの戦闘機なのか、そうしたことも疑問に思うらしいが、これは、大気のある惑星上での使用をも意識したものであろう。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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