2013年7月28日日曜日

25年以上使っていた文化鍋が壊れたが、修理ができない。

文化鍋(ぶんかなべ)が壊れた。取っ手のつけ根のところが緩(ゆる)んで、そこからお湯が洩(も)れるようになった。あるとき、コンロにお湯が溜(た)まっていたが、吹きこぼした記憶もないので、変だと思ったが、その後、取っ手のつけ根のところが緩んでいたのが判明した。

ところが、鍋などの金属製品の修理業者である鋳掛屋(いかけや)が今では存在しない。修理のしようがない。練馬区のリサイクル=センターでは、一時期、鍋の修理をしていたが、それでも蓋(ふた)の修理だけだった。鋳掛屋に修理してもらうよりも、支那製のものに買い換えるほうが廉(やす)く済むのだろうから、日本人は直してまで鍋を使い続けることがなくなったんだろうな。



25年以上も使っていたので、多少、修理代が高くついても直して使い続けたいのだが……。最初は炊飯用(すいはんよう)として使用し、炊飯用の土鍋(どなべ)を買ってからは、スパゲティなどを茹(ゆ)でたり、カレーや煮物を拵(こしら)えたりするのに使っていた。

修理できないので、新しく鍋を買うことにした。今のところ、検討しているのは、無水鍋(むすいなべ)である。



このデザインであれば、なかなか壊れにくい。50年は使えるはずだ。しかし、今の年齢を考慮(こうりょ)に入れると、自分のほうが先に死んでしまうな。

人の生命(いのち)の儚(はかな)さを感じる。

追記:結局、自分の残りの寿命よりも遥(はる)かに長持ちする無水鍋を買ってしまいました。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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