2013年6月30日日曜日

うちの近所の交番で警察官が電動アシスト付き自転車に乗るようになっていた。

 近所の交番に電動アシスト付き自転車が置いてあったので、訊(たず)ねてみた。

 50歳以上の警察官にとっては自転車でのパトロールは身体(からだ)にきついので、電動アシスト付き自転車を使用しているという。50歳以上の警察官が優先させるそうだ。

 また、事件が起こったときに110番通報があれば、まず、最寄りの交番から自転車で駆けつけるが、この場合は、年齢に関係なく、若い警察官でも、電動アシスト付き自転車を使用して、できるだけ早く現場に到着する。状況にもよるが、警察署からのパトカーは、ちょっと遅れるからだそうだ。

 それなら、90ccのオートバイは駄目なんだろうかと思ったが、車道しか走れないし、パトロールするには、速度が速すぎて、適切ではないのかもしれない。

 ちなみに、日本人の平均寿命が上がったのは、医療技術の発達よりも、エレベーターなどの普及により、身体を酷使(こくし)することが減ったのが大きな要因だそうだ。

2013年6月29日土曜日

日本人は野球とゴルフが好きな理由を考えたら、学歴社会も見えた。

 日本人は剣術では日本刀を、剣道では竹刀を振り回していた。農民は鍬(くわ)hoeを使っていた。このあたりに、鍵があるのではないかと考えている。

 棒状のもの、あるいはそれに準ずるものを使うスポーツは、相当に特殊である。

 野球baseballとゴルフgolf以外にも、クリケットcricket・フィールド=ホッケーfield hockey・アイス=ホッケーice hockeyなどがある。ほかにも、ゲート=ボールの原型であるクロッケーcroquetがある。

 アイス=ホッケーを除けば、いずれも、イングランド発祥(はっしょう)のものである(アイス=ホッケーの起源は諸説あり、不明)。

 これらのうちで、競技人口の多さから考えると、クリケット・ゴルフ・野球が、棒状のものを使うスポーツで上位にくるであろう。

 さて、野球やゴルフで必要とされる動作は、バットやクラブを振ることが基本である。しかし、これは、人間の筋肉のつき方や骨格の構造からすると、相当に不自然であるそうだ。したがって、年少の頃から一定レベル以上に訓練しないと、自然にバットやクラブやスティックは振れない。だから、素振りという行為を繰り返す。

 オリンピックで野球が正式競技になるにあたって、ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)が野球に乗り出した。それなりに身体能力の高い若者を集めて、野球に取り組ませた。強化のために試合をしなければならないが、アメリカや日本のプロ野球団を招聘(しょうへい)することはできない。そこで、早稲田大学の野球同好会・サークルを招(まね)いて、試合を行なった。不確かな記憶だが、すべて20点以上の差で、ソ連チームは無得点というように圧倒的な早稲田大学の野球同好会・サークルの勝利ばかりだった。

 20歳(はたち)あたりを超えてから、野球に取り組んでも、なかなかものにはならない。人間の人体の構造からすると、筋肉の使い方が不自然だからである。これはゴルフでも同様である。

 なぜ、イングランドでこうしたスポーツが発達したのだろうか? 年少から取り組み、それなりの期間の訓練を必要とするスポーツである。

 まず、イングランド人も剣(つるぎ)を使っていた。ということは、つまり、剣を水平に振るという動作は、普通にあったと考えられる。

 日本でも、剣術や剣道などで、日本刀や竹刀を横に振(ふ)るという動作はあった。また、農民は鍬(くわ)を使っていた。樵(きこり)は斧(おの)を水平に振っていた。

 一方、ヨーロッパ大陸は地面が硬(かた)いので、主に犁(すき)plough/plowを使っていた。犁(すき)は牛や馬や騾馬(らば=馬と驢馬(ろば)の混血)に曳(ひ)かせるものである。フランス人がクリケット・ゴルフ・野球を好まない理由のひとつであるように思える。また、フランスは剣(つるぎ)を使うことをやめ、フェンシングに進んだ。突っつくだけのスポーツである。もちろん、フランスとイングランドは仲が悪いということもあるのだろうけれど。

 つぎに、イングランドが階級社会であることが挙(あ)げられる。

 労働者階級の出身者は、幼少の頃、身体(からだ)が小さい間は煙突掃除(えんとつそうじ)をする。体格が大きくなると、炭鉱(たんこう)で働いたり、配管工(はいかんこう)として働いたりする。訓練に時間のかかるスポーツを習得することはできない。また、クリケットのように正式なルールでは2週間もかかるスポーツもできない。働き詰(づ)めでそんな時間がないからだ。労働者階級ができないスポーツを楽しむことで、階級差を思い知らせるのである。

 労働者階級の人々にとっては、2時間以内で終わるア式蹴球(あしきしゅうきゅう=サッカー)が適している。クリケットのような時間のかかるスポーツを、もっと短時間でできるようにルールを改変しようとした動きがあった。そのうちのひとつが、野球である。

 それでも、野球のバットやゴルフのクラブを振るのは、相当に訓練の必要な動作である。野球とゴルフくらいしか知らなければ、実感できないことかもしれないが。野球で素振りを繰り返す理由のひとつは、そこにあるのだろう。ゴルフでも打ちっぱなしで何度も練習しなければならないのは、同じ理由であろう。似たような動作なので、野球経験者はゴルフを始めても、上達が速いそうである。

 日本では、開国してまもなく、あちこちの欧米諸国がやって来たにも拘(かか)わらず、舶来のスポーツでは、野球が最もよく普及したようである。意外なところでは、日本は、幕末の開国以来、ともに、ヨーロッパ諸国からは小馬鹿にされているという共通点から、アメリカ合衆国とは親密なところがあるということもあるのかもしれない。

 英国の水兵がサッカーを持ち込み、それが普及した例が他国にはある。南米にある公用語がスペイン語やポルトガル語の国に英語名のサッカー=チーム(ただし、現地語の読み方をしている場合がある)があれば、英国の水兵によってもたらされたものである。

 日本では早い時期からのサッカーの人気は出なかった。20年くらい前にJリーグの創設とともに育成プログラムが始まって、少しずつ人気が出てきたが、それでも、日本代表の試合は耳目(じもく)を集めるが、Jリーグそのものには人気はない。

 日本人は骨盤が後ろに傾斜しているので、脚を上げる動作に適していない。つまり、サッカーには骨格が適していないのである(その割には、なかなか強い)。

 以上のようなことを考えていたら、注目すべき事実を知った。

 日本に野球を伝えたは、1887年(明治4年)にお雇い外国人として来日したホーレス=ウィルソンHorace Wilsonである。まず、第一番中学で英語を教えつつ、野球を伝えた。第一番中学校は、その後、開成学校となり、東京開成学校となり、帝国大学となり、東京帝国大学となり、東京大学となった。

 明治時代あたりに最強だった野球チームは、第一高等中学校(のちの、第一高等学校で、現在の東京大学教養学部)であった。今では東京六大学野球で50連敗以上をしている東京大学野球部であるが、明治時代には最強チームであり、言ってみれば、超古豪なのだ。

 この点から、エリートが嗜(たしな)み、かつ、そこが最強チームであったということから、野球が普及したといえる理由の一端(いったん)があるのではなかろうか?

 ここから、同様のことに思い至(いた)った。

 たとえば、柔道は官立開成学校(後の東京大学)出身の嘉納治五郎(かのうじごろう)が普及に尽力(じんりょく)し、オリンピック競技にもなった。一方、中卒の植芝盛平(うえしばもりへい)の合気道は、より実戦的であるということから、軍隊や警察でも指導したが、柔道ほども普及していない。

 京都大学がアメリカン=フットボールで大学日本一になったときには、世間の耳目(じもく)がアメリカン=フットボールに集まった。それ以前には、日本大学がアメリカン=フットボールで大学日本一に何度もなったが、そういうことにはならなかった。

 ラクロスlacrosseなんてスポーツは日本で一般にはまったくといってよいほど知られていなかった。カナダの国技とはいえ、日本ではマイナー=スポーツであった。ところが、1986年に慶應義塾大学が日本で最初のラクロス=チームを結成すると、急速に知られるものとなり、続々とラクロス=チームが各大学で結成され、今では、高校にもラクロス=チームがあるようになった。

 以上のように、立派な大学が活躍すると、そのスポーツは急速に普及するようだ。

 まとめ
 日本人は元々、剣術や剣道などで棒状のものを振り回すのが好きだった。
 野球の場合、現在の東京大学が明治期に大活躍したので、普及した。

 まとまりのない文章になってしまったが、面倒くさいので、書き直す気力はない。

追記:フィールド=ホッケーの日本男子代表は、1932年開催のロサンゼルス=オリンピックで銀メダルに輝いている。日本人は棒を振り回すのが得意な民族らしい。

2013年6月28日金曜日

親会社からの出向による社長でなくなった業界は、先行きが危ういのではないか?

 今のテレビ朝日の社長は、いわゆる「叩(たた)き上げ」である。テレビ朝日に入社して、社長になった。ところが、それまでの社長は、親会社である朝日新聞の役員が出向して社長になっていた。

 これは、その業界、つまり、テレビ業界が衰退(すいたい)すると、親会社が判断しているということではないだろうか? 衰退する業界へと社長として出向すると、どれほど経営努力をしても、業績が悪化する。そうなれば、だれもそんな業界で社長になりたいとは思わない。すると、「叩(たた)き上げ」社長が登場する。

 同じような事例として、レコード会社がある。どこのレコード会社だったかは忘れたが、初の叩き上げ社長が登場した。親会社の役員からすれば、これから衰退するのが目に見えているところに出向して社長になっても、任期中に業績が下がれば、経営能力に乏(とぼ)しいと判断される。

 そんなところから、親会社から出向した社長がいなくなると、その業界の将来は危ういと判断してよいのではないのだろうか?

2013年6月27日木曜日

指原莉乃がAKB総選挙で1位になった理由には意表を衝(つ)かれた。

 HKT48の指原莉乃がAKB総選挙で15万票以上を集め、1位となったが、驚いた人が多かっただろう。男性スキャンダルによってAKB48から博多を本拠地とするHKT48へと左遷(させん)された。その人物が1位となったのだから、一体、どういうことなんだろうと思うのが普通だろう。

 彼女を応援している主な層は、中年のおっさんであると、あるラジオ番組で芸能レポーターが指摘していた。仕事上の不手際(ふてぎわ)やミスによって左遷(させん)させられた中年のおっさんが、頑張(がんば)っている彼女と自分とを重ねあわせ、熱烈に応援しているという。彼女のライブでは、中年のおっさんだらけらしい。

「指原、頑張れ。おれも頑張るぞ」という気持ちらしい。

 しかも、中年のおっさんだから、若者よりも金は持っている。投票券つきのCDも気楽に買える。ライブにもどんどん足を運ぶことができる。

 左遷された中年のおっさんがメインターゲットになっているとは、予想もしなかった。それにしても、プロデューサーの秋元康は、こうしたことまで計算していたのだろうか? もし、そうなら、敬服(けいふく)してしまう。

 でも、これは芸能界でのビジネス=モデルにはなれそうもないな。


2013年6月26日水曜日

『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術(もみてしょせいじゅつ)[Kindle版]』という本があった:宇宙戦艦ヤマト2199

 こんな本が売られていて、笑ってしまった。『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術(もみてしょせいじゅつ)[Kindle版]』である。



内容紹介では、つぎのように書いてある。
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 宇宙戦艦ヤマト2199というアニメの登場人物にあって、敵側の重要人物の成り行きはあまり良くないケースが多い。良くて立場に変化が無いだけである。
 そもそも、総統のアベルト・デスラーですらあまり立場は良くない。
 そういう中で燦然(さんぜん)と輝く躍進(やくしん)を見せた人物が1人だけいる。
 銀河方面作戦(副)司令長官グレムト・ゲール。当初ただの1方面の司令官だったが、降格人事をはね除(の)けて、3000隻の主力艦隊を指揮するまで上(のぼ)り詰(つ)める。揉み手(もみて)を繰り返す彼に総統は「もういい」と言って通信を切るが、彼を下品な男は不要だと言って処分することは一切ない。
 問題は、ゲールがなぜこれだけの躍進(やくしん)を遂(と)げられたのかだ。ゲールよりも切れる人物はいくらでもいるのだが、それでもゲールの出世だけが突出している。なぜゲールは出世街道で唯一の成功者になれたのだろうか。
 本書では、そのゲールの処世術を考察してみたい。それは読者の役にも立つはずである。

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 やられそうになると、配下の部隊に撤退命令(てったいめいれい)を出さずに、自分だけが逃げてしまう。部下に窘(たしな)められて「貴様、死にたいのか!?」と言う。ゲーリックによるデスラー暗殺計画が失敗したことを知るや否(いな)や、背後から射殺し、ゲーリックに「愚(おろ)かなり、ゲール」といわれると、「逆賊(ぎゃくぞく)め」と罵(ののし)る。

 ところが、意外と人気者になっている。能力が高くない割には、銀河方面軍作戦司令長官にまで一旦(いったん)は上(のぼ)り詰(つ)めたかららしい。

 こんな人物に人気があるのは、不思議なものだが、たぶん、こういうことではないだろうか? つまり、能力の割には出世ができていないおっさんにとっては、彼の世渡り術(よわたりじゅつ)が羨(うらや)ましいのではないだろうか?

 ちょっと興味はあるのだけれども、『ゲール閣下に学ぶ揉み手処世術[Kindle版]』を読むためだけに、Kindleを買うというのもなあ。

2013年6月25日火曜日

モグリでドイツ語の授業を受けたら、どうしても試験を受けて欲しいと講師に懇願された。

 大学3年生のとき、早稲田大学第ニ文学部(夜間)のドイツ語の授業を受けた。私は早稲田大学第一文学部の学生で、第2外国語ならびに3年生・4年生の専門外国語はフランス語だった。また、専門的に勉強したのはイギリスの分析哲学だった。

当時の早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修では、ある必修の演習授業の試験では、第2外国語がフランス語・ロシア語・中国語でも、ドイツ語が出題された。イマヌエル=カントImmanuel Kantの『純粋理性批判』の演習授業では、後期試験の出題範囲が、ドイツ語選択者の場合は、『純粋理性批判』全部で、それ以外の外国語の選択者の場合でも、120ページくらいだった。

当時の私はルートヴィッヒ=ウィトゲンシュタインLudwig Wittgensteinの書いたものの英訳を読んでいたので、英語だけではなく、原文のドイツ語でも読めるようにしようと考えていた。それで、時間の都合がつく授業を調べたら、第二文学部の選択授業のドイツ語が、都合がよかった。第一文学部のドイツ語の授業は朝一番の授業があったりしたので、諦(あきら)めた。

いろいろと調べて、評判のよい若手の講師のドイツ語の授業を受けた。第二文学部では第2外国語は必修ではなく、選択科目だったが、どうやら、それほど熱意のある学生はおらず、教室の後ろから席が埋(う)まるので、最前列の席に坐(すわ)った。最初の授業で、モグリで出席しますと挨拶(あいさつ)をしたら、出席簿の最後に名前を書かれ、毎回、出席を確認された。

学年末になり、最後の授業になった。その授業の講師が、どうしても学年末の試験を受けて欲しいという。早稲田大学第二文学部とそれよりもレベル低い大学でしか、非常勤講師としてドイツ語を教えているにすぎず、自分の教え方が悪いはずはないと思っているのに、試験の結果がよくはない。だから、真面目な学生が試験を受ければ、どのくらいのものなのかを知りたいという。

そういう気持ちってあるんだな。

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2013年6月24日月曜日

世界レベルで考えると、日本のサッカー=ファンは、異常なまでにフォーメーション理論が好きだが……。

 世界的に見て、日本のア式蹴球ファン(サッカー=ファン)は異常なまでにフォーメーション論が好きである。私自身、フォーメーション理論は嫌いではない。

 Bristol City Football Clubという、昔の言い方でいうと、2部リーグから4部リーグを行き来するクラブが好きなので、若いころには、高田馬場にある洋書店で、イングランドのサッカー誌を買って読んでいたことがある。その時の印象からすると、日本のサッカー誌はむやみにフォーメーション理論が多いような気がする。

 20年くらい前にJリーグが始まった。そのとき、サッカー誌がたくさん創刊された。編集長としては、ライターが足りなくて、困った。記事が埋まらない。それで、サッカーに関心のないライターまで起用した。

 かなりのライターは外国語ができる。文章で生活費を稼ぐのだから、それくらいは当然である。しかし、外国語の資料を読んでも、Jリーグの試合内容に関する文献はない。当たり前だ。

 もちろん、ヨーロッパのサッカーの記事は、外国語の資料を元に適当に書けた。しかし、Jリーグを主体とする場合、Jリーグ主体の記事でサッカー誌を埋めなくてはならない。

 ところが、サッカーには、本来、関心がなかったライターが記事を書かねばならない。外国語の資料・文献で記事が書けない。20年前には、Jリーグを詳細に分析した資料なんてものはなかったのだ。あの選手は足首の関節がものすごく柔らかいから、ああいう蹴りができるのだなんてことが書けるわけがない。

 そこで、記事を埋めるために、フォーメーションについての話を記事にした。これなら、外国語の文献を読んで、それを適当に記事が書ける。日本のサッカー誌は、フォーメーション理論に関する記事が多くなった。

 こうしたことから、日本人の熱烈なサッカーファンは、世界的レベルで考えると、異常なまでにフォーメーション理論に詳しくなったのだろう。

2013年6月23日日曜日

高校生のうちに「ブス磁石」と呼ばれた男

 私の知り合いで「ブス磁石(じしゃく)」と呼ばれた男がいる。

 彼は、女子生徒の美醜(びしゅう)に拘(かか)わりなく、自分の席の隣や前後の女子生徒に気楽に世間話をして、関西人特有の「お笑い」ネタもかましていた。

 地味な女子生徒の場合、基本的には男子生徒からは話しかけられることは少ない。人によっては、中学・高校と男子生徒を話をしたことがないという女子生徒がいるくらいである。

 ところが、彼の座席の周囲にいると、なにかと話しかけられる。それも、ちゃんとオチをつけるようなネタであった。かなり面白い。

 そんな彼が、大学進学後、夏休みに田舎(いなか)に帰省(きせい)した際に、同級生と出逢った。その同級生の3年生の時のクラス同窓会があるという。高校は人数が多すぎるので、学年ごとの同窓会は行なわず、クラス単位で同窓会が行なわれることが多い。彼はそのクラスの出身ではなかったが、気さくで人当たりがよいので、暇なら来ないかと誘われ、出向いた。

 すると、女性たちが彼のいるテーブルに集まった。男性ひとりに女性たちが群がっている様子だったという。東京大学や京都大学ほどではないにしても、それなりの難関大学に彼が進学していたこともあるのかもしれない。

 そのクラス同窓会が終わってから、同級生の男性から「お前はすごいブス磁石(じしゃく)だな」と言われたという。

 ブス磁石という表現には感心した。

 さて、以上の話をうちの生徒に話したところ、将来、ブス磁石になりそうな男子高校生がいたので、「あの人は、高校卒業後の同窓会でぶさいくな女の子が集まるブス磁石になっちゃうんだろうなあ」と言ったところ、周囲から叱責(しっせき)されたという。

「あんないい人のことをそんな風にいうのはよくないわ」という具合いであったそうだ。

 都立高校でも最優秀レベルで、そこで、ある文化部の部長であり、かつ、生徒会役員でもある。しかも男前で、女子生徒の外見とは関係なしに、いろいろと面白い話をするのだそうだ。いい奴じゃないか。それを「ブス磁石」と言ってしまったわけだ。

 そこで、当校で聞いた上記の話をしたところ、周囲の全員が納得して、確かに、あの人は、将来、ブス磁石になるわねえとなったという。

 しかも、その後、彼の陰(かげ)の渾名(あだな)は「ブス磁石くん」になったという。こんな渾名(あだな)がつくのは、たぶん、美人や可愛い女子生徒の嫉妬(しっと)があるのではないかと思う。どうも、そんな気がする。

 それにしても、ブス磁石にもなれない私の立場はどうなのだろうか?

2013年6月22日土曜日

日本人は、なぜ、ちょっぴり猫背(ねこぜ)なのか?

 たいていの日本人は、ちょっぴり猫背(ねこぜ)である。

 その日本人の体型に合わせて、TAKEO KIKUCHI(タケオ=キクチ:菊池武夫)のブランドでは、ちょっと猫背の日本人に適したスーツを作っているそうである。そのスーツを愛用している友人によれば、相当に「楽(らく)」であり、「疲れない」という。

 私はスーツを着る生活をしていないので(今の時期だと、ポロシャツばかりである)、菊池武夫ブランドの素晴らしさを実感することはないのだけれども、愛用している人たちの絶讚(ぜっさん)ぶりは大したものである。

 さて、日本人は、なぜ、ちょっぴり猫背なのかである。

 日本人の骨盤(こつばん)は後ろに傾いている。ネグロイドNegroid(黒人)の骨盤は前に傾斜している。重量のバランスという点で、彼らが足を高く上げて走るのは理に適っている。けれども、日本人が足を高く上げて走っても意味はない。コーカソイドCaucasoid(白人)は骨盤が直立している。

 日本人は骨盤が後ろに傾いているから、ちょっぴり猫背になる。骨盤が後ろに傾いているから、上半身は前方に傾斜しなければならない。重量のバランスをとる必要があるからだ。ちょっとした猫背に合わせて、型紙などを日本人に適したものにするべきなのである。

2013年6月21日金曜日

社会主義国のサッカー代表は、なぜ、どうしても強くならないのだろうか?

 社会主義圏や独裁国歌では、サッカーは、どうしても強くなれなかった。

 東西冷戦当時、ソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)は、資本と人材を投入したが、強くなれなかった。

 軍事政権下で開催されたワールドカップのアルゼンチン大会でアルゼンチンが優勝したのが例外ではなかろうか? 

 社会主義圏や独裁国家では、サッカーのプレーに必要な「自由な発想」が育たないのだろうか? そういうのが気になっているのだが、決定的なものが見つからない。

2013年6月20日木曜日

大日本帝国憲法(明治憲法)でも、憲法改正には3分の2の賛成が必要だった。

 第2次安倍政権は、憲法改正をしやすくするために、現行の「日本国憲法」の第96条を改正して、その後の改正をやりやすくしようとしている。

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第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2異常の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2 憲法改正について前項の承認を経たときには、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして。直ちにこれを公布する。
---

 ところが、大日本帝国憲法(明治憲法)にあっても、改正は同様の手続きであった。

---
原文
第73条 将来此ノ憲法ノ条項ヲ改正スルノ必要アルトキハ勅命ヲ以テ議案ヲ帝国議会ノ議ニ付スヘシ
2 此ノ場合ニ於テ両議院ハ各々其ノ総員三分ノニ以上出席スルニ非サレハ議事ヲ開クコトヲ得ス 出席議員ノ三分ノニ以上ノ多数ヲ得ル非サレハ改正ノ議決ヲ為スコトヲ得ス

現代語訳
第73条 ① 将来にこの憲法の条項を改正する必要がある場合は、勅命をもって議案を帝国議会の議に付さねばならない。
② この場合、両議院は各々総議員の三分の二以上出席しなければ、議事を開くことはできない。また出席議員の三分のニ以上の多数を得られなければ、改正の議決をすることはできない。
---

 日本の憲法が極端に改正しづらいわけではない。アメリカ合衆国の場合、両院、すなわち上院と下院でそれぞれ3分の2以上の賛成を得て、その上で全州の4分の3以上の州議会の賛成が必要である。1945年以降、6回も改正している。

 3分の2以上から、過半数以上に改正しなければならないのか、そのあたりの根拠が見えてこない。改正しやすくしたいのだろうけど。

 日本国憲法そのものが占領下で強制的に与えられたものであるから、国際法違反であり、憲法廃止として、一旦、明治憲法に戻してから改正手続きを踏むという手もありだとは考えられなくもないが、輿論(よろん)は許さない可能性が高い。

2013年6月19日水曜日

主要登場キャラクターの命名の由来:宇宙戦艦ヤマト2199

思いつくままに書いてみる。間違っているのもあるだろう。

森雪(もりゆき)
森木深雪(もりきみゆき)という人物から松本零士がファンレターを貰(もら)ったので、間の2文字を消して、森雪とした。

沖田十三(おきたじゅうぞう)
沖田総司(おきたそうじ):新撰組隊士
海野十三(うんのじゅうざ、またはうんのじゅうぞう)日本のSFの始祖とされる作家

真田志郎(さなだしろう)
真田幸村(さなだゆきむら):安土桃山時代から江戸時代初期の武将

新見薫(にいみかおる)
新見錦(にいみにしき):新撰組隊士;芹沢鴨と親密であったという説があり、また、尊王攘夷派(そんのうじょういは)と関係があったらしい。
浅野薫(あさのかおる):新撰組隊士;新撰組を脱走し、御陵衛士(ごりょうえじ)に参加しようとしたが、伊東甲子太郎(いとうかしたろう)に拒絶される。

加藤三郎(かとうさぶろう)
加藤建夫(かとうたてお):大日本帝国陸軍の戦闘機操縦者・飛行第64戦隊(通称:加藤隼戦闘隊)の戦隊長
坂井三郎(さかいさぶろう):大日本帝国海軍のゼロ戦操縦者・『大空のサムライ』の著者

篠原弘樹(しのはらひろき)
篠原弘道(しのはらひろみち):大日本帝国陸軍の軍人、戦闘機操縦者。1939年5月27日の初陣(ういじん)で4機撃墜、翌日28日に6機撃墜し、エース=パイロットとなる。初陣(ういじん)から戦死するまでのわずか3か月で58機を撃墜(げきつい)。1日だけで11機撃墜の記録をもつ。この記録を上回るのはドイツ国防軍空軍のエーリヒ=アルフレート=ハルトマンErich Alfred "Bubi" Hartmannの1日12機だけである。「東洋のリヒトホーフェンRichthofen」との異名をもつ。篠原弘道にしても、リヒトホーフェンにしても、戦死しているんだよなあ。不吉な予感がする。
篠原泰之進(しのはらたいのしん):新撰組隊士

徳川彦左衛門(とくがわひこざえもん)
徳川家康(とくがわいえやす):征夷大将軍
大久保彦左衛門(おおくぼひこざえもん):江戸幕府の旗本・徳川家康の直臣(じきしん)

榎本勇(えのもといさみ)
榎本武揚(えのもとたけあき):江戸幕府の幕臣で、明治政府では大臣を歴任
近藤勇(こんどういさみ):新撰組隊士・近藤勇の別名は大久保大和

平田一(ひらたはじめ)
平田篤胤(ひらたあつたね):江戸時代後期の国学者・神道家
斎藤一(さいとうはじめ):新撰組隊士

土方竜(ひじかたりゅう)
土方歳三(ひじかたとしぞう):新撰組隊士
松井龍三郎(まついりゅうざぶろう):新撰組隊士
坂本龍馬(さかもとりょうま):海援隊や亀山社中を運営し、当時としては最強の兵器であるガトリング砲を売り捌(さば)いていた死の商人

南部康雄(なんぶやすお)
南部麒次郎(なんぶきじろう):帝国陸軍の兵器開発の技術将校・拳銃のニューナンブM60という名称は南部麒次郎に由来

藤堂平九郎(とうどうへいくろう)
藤堂平助(とうどうへいすけ):新撰組隊士
渋沢平九郎(しぶさわへいくろう):彰義隊(しょうぎたい)隊士・振武軍(しんぶぐん)参謀

山南修(やまなみおさむ)
山南敬助(やまなみけいすけ):新撰組隊士

芹沢虎徹(せいざわこてつ)
芹沢鴨(せりざわかも):新撰組隊士
虎徹(こてつ):江戸時代の刀工

山崎奨(やまざきすすむ)
山崎烝(やまざきすすむ):新撰組隊士

伊東真也(いとうしんや)
伊東甲子太郎(いとうかしたろう):新撰組隊士;新撰組を離脱し、御陵衛士(ごりょうえじ)を組織する。

原田真琴(はらだまこと)
原田左之助(はらださのすけ):新撰組隊士
誠(まこと):新撰組の隊旗(たいき)にある文字

星名透(ほしなとおる)
保科正之(ほしなまさゆき):江戸時代初期の大名・第二代将軍徳川秀忠の庶子(しょし)
なお、保科正之は「もし二心を抱けばわが子孫にあらず。面々決して従うべからず」と述べ、また『会津藩家訓十五箇条』の第一条には「会津藩たるは将軍家を守護すべき存在であり、藩主が裏切るようなことあれば、家臣は従ってはならない」と記している。星名透は、ヤマト計画本部長である藤堂長官の依頼で、イズモ計画派の動向を内偵・監視しており、イズモ計画派の伊東真也の反乱に加わるふりをするが、反乱を鎮圧する。伊東に「俺を裏切ったのか」と言われ、「嫌(いや)だな。表返(おもてがえ)っただけですよ」と答える。これのやりとり、すなわち、二心を抱かぬということから、「星名」が「保科」のことらしいと気がついた。

佐渡酒造(さどさけぞう)
新潟出身・酒好き

2013年6月18日火曜日

鼠の餌代が高い。

 大黒鼠RATの半兵衛(はんべえ)と幸村(ゆきむら)の餌代(えさだい)がけっこうなものになっている。1グラムあたりの値段からすると、きわめて高価である。まあ、それほど食べるわけではないから、総額でも大金にはならない。高いのは、あくまでも、グラム単価である。

 犬や猫の餌は、量産効果があるせいか、グラム単価が廉(やす)い。それで、犬の餌を与えれば廉(やす)くすむと考えて、実行してみたが、口に合わないものが多いようだった。ときおり、「また、これかよ」という顔をする。贅沢(ぜいたく)な大黒鼠になっている。

 大黒鼠は、ハムスターなどとちがって、向日葵(ひまわり)の種はあまり好きではない。燕麦(えんばく)はちょっと好き。肉とチーズが大好きである。野菜とドライ=フルーツは好きではない。

 鼠の餌は、たくさん売れるわけではないせいか、グラム単価が高い。肉やチーズとなると、すこぶる高くなる。

 グラム単価で考えると人間の食べ物よりも高い。ハムスター・鼠用のチーズは、その辺(あた)りのコンビニエンス=ストアで売っているチーズよりも、グラム単位は高い。チーズの場合、人間用のものよりも、塩分を少なめにしているという。このくらいに高いものだと、ハムスターや鼠の嗜好(しこう)を研究しているらしく、飽(あ)きずに食べる。

 グラム単価が高いから、それでは、人間用の食べ物で、塩分が少なめのものをやってもよかろうと思って、100g598円のロースト=ビーフroast beefを買って、与えてみた。齧歯類(げっしるい)用の高級食材と較(くら)べて、それほど高いわけではない。

 女子生徒に高級チョコレートを配ると黙って坦々(たんたん)と味を堪能(たんのう)するが、大黒鼠にロースト=ビーフを与えると、同じ反応をする。ちょっとおもしろい。

 近所にある卸(おろし)もしている肉屋で、ロースト=ビーフを20gだけ買ったりしている。店員は私のことを、ロースト=ビーフが好きだけれども貧乏なので20gだけ買ったりしていると思っているらしい。秤(はかり)に100gあたりの値段を入力してから、重さを量(はか)り、値札をプリント=アウトしてから、さらに1枚、余分につけてくれたりする。ロースト=ビーフ好きの貧乏人という扱いだ。

 鼠の餌用に買っているということが知られると、なにかまずいことになりそうな気がする。

2013年6月17日月曜日

岡山児島産の29オンスのジーンズなら長持ちしそうだと思って買ったら、左右のポケットに穴が空いた。

岡山児島産(おかやまこじまさん)のジーンズは値段の割には高品質であるブランドである。その岡山児島産の29oz(オンス)のジーンズを昨年、買った。普通のジーンズは14ozあたりであるから、2倍以上の分厚(ぶあつ)さである。

これだけ分厚(ぶあつ)ければ、さぞかし長持ちしそうだと思っていた。

ところが、1年とちょっとで左右の前ポケットに穴があいてしまった。

ポケットに弱点があったか!?

そういえば、自分が持っているほかのズボンと較(くら)べてポケットの生地(きじ)は薄く、縫製(ほうせい)もしっかりとはしていないような気がする。ジーンズ本体だけを意識したものであるようだ。

一般の人は、シルエットが悪くなるという理由でポケットにものは入れないのだろう。けれども、私はジッポのライターや煙草(たばこ)・鍵束(かぎたば)・懐中時計(かいちゅうどけい)などを入れるし、後ろのポケットには財布と携帯電話を入れる。

そりゃあ、まあ、すぐに破(やぶ)けるわな。

2013年6月16日日曜日

戦艦大和の「大和」を「日本」のことだと最近の中学生は思っているらしい。

戦艦大和の「大和」のことを「日本」のことだと、最近の中学生は思っているらしい。

人名をつける英国やアメリカ合衆国とちがって、日本では戦艦や巡洋艦の名前には地名をつけるのが基本である。

鹿島(かしま)・比叡(ひえい)・伊勢(いせ)・日向(ひゅうが)・長門(ながと)・武蔵(むさし)・陸奥(むつ)・加賀(かが)・筑波(つくば)・蔵馬(くらま)・生駒(いこま)・伊吹(いぶき)・天城(あまぎ)・金剛(こんごう)・榛名(はるな)・霧島(きりしま)・赤城(あかぎ)・葛城(かつらぎ)という具合いである。

「大和」は、旧地名であり、今でいえば「奈良」である。「大和国(やまとのくに)」は「奈良県」に相当する。

戦艦奈良

または

戦艦奈良盆地

なんだか、すごく格好悪い。

おまけに、『宇宙戦艦ヤマト2199』は、こうなる。

『宇宙戦艦ナラ2199』
『宇宙戦艦ナラ盆地2199』

大東亜戦争の終戦が遅れていれば、戦艦紀伊(きい)も建造する予定であった。これを現代語にすると「戦艦和歌山」となる。

2013年6月14日金曜日

偏差値の割に大学進学実績のよい都立高校があったので、調べてみた。

 このくらいの偏差値なら、大学進学の実績はこのくらいになるというのがわかる。

 ところが、高校受験の合格偏差値の割に大学進学の実績が高すぎる高校があった。

 調べてみたところ、その高校は吹奏楽が盛んで、日本一にもなったことがあった。

 音楽系の私立高校は授業料が高い。たとえば、桐朋女子高等学校音楽科の初年度納付金は1,967,400円である。200万円近くかかる。

 国立大学の附属高校でも、実技で合格するためには、かなりの金額のレッスン料を払って、その高校で好かれる演奏法ができるようにしなければならない(らしい)。

 将来、プロになるために、いくらでも資本を投下してもかまわないと考えることがなければ、公立高校という選択肢しか残らない。

 すると、吹奏楽が盛んなくだんの都立高校くらいしか選択肢に残らない。その場合、とりわけ、女子生徒に多いようなのだが、偏差値で15以上も高い学力がありながら、その高校に進学する生徒が多くなる。

 また、音楽が得意な者は数学の才能が高いというデータもある。音楽に関わる脳の部分と数学に関わる脳の部分は近接しているということらしいし、たとえば、ある年度の早稲田大学理工学部数学科では60人中、楽器の演奏のできる者が57人だったというデータもある。

 その結果、偏差値と較べて高い大学進学実績となる。

 偏差値の割には高学力の生徒がいるので、それにつられて、所謂(いわゆる)、ピア効果で、学力が引き上げられる例がありそうだ。ピア効果とは、まず、ピアpierは「同僚」などの意味で、自分が所属する集団に高学力で勉学に励(はげ)むものがいると、それに引っ張られて、学力が上がることをいう。

2013年6月13日木曜日

♪銀河水平波間を越えて……「銀河航路(宇宙船乗りの歌)」の歌詞:宇宙戦艦ヤマト2199

 宇宙戦艦ヤマト2199の「銀河航路」(宇宙船乗りの歌)の歌詞。
作詞:出渕裕(いづぶちゆたか) 
作曲・編曲:宮川彬良(みやがわあきら)

1.
銀河 水平 波間を越えて
目指す恒星(こうせい) ケンタウリCentauri
星の瞬(またた)き 遙かに超えて
宇宙に輝く星の船
抜錨(ばつびょう) 船出(ふなで)だ 錨(いかり)を上げろ
進路そのまま 宜候(ようそろ)
星に向かって舵(かじ)を切れ
俺たちゃ宇宙の
俺たちゃ宇宙の船乗りさ

2.
青い地球を今 跡(あと)にして
カイパー=ベルトKuiper Beltをひとっ飛び
空間航跡 棚引(たなび)く果てに
目指す地平が見えてくる
抜錨(ばつびょう) 船出(ふなで)だ 錨(いかり)を上げろ
進路そのまま 宜候(ようそろ)
船行(ふねゆ)く先は星の海
俺たちゃ宇宙の
俺たちゃ宇宙の航海者(こうかいしゃ)


ケンタウリ:ケンタウルス座α星(アルファせい)Alpha Centauriのこと。ケンタウリα星と呼ばれたことがある。4.39光年の距離にあり、太陽系に最も近い恒星である。
宜候(ようそろ):宜しく候(よろしくそうろう)が訛(なま)ったもの。
カイパー=ベルトKuiper Belt:太陽系の海王星軌道より外側の黄道面(こうどうめん)付近にあり、天体が密集している穴の空いた円盤状の領域のこと。エッジワース=カイパーベルトEdgeworth Kuiper Belt、エッジワース=ベルトEdgeworth Beltともいう。



2013年6月12日水曜日

「B特殊戦群所属、第442特務小隊であります」:宇宙戦艦ヤマト2199

『宇宙戦艦ヤマト2199』第6章「到達! 大マゼラン」の冒頭8分の動画を視聴したら、「第442特務小隊」というのが登場した。

「第442」で想起するのは、アメリカ合衆国陸軍史上最強とされる第442連隊戦闘団the 442nd Regimental Combat Teamであろう。日系アメリカ人で構成された部隊である。

 B特殊戦群所属、第442特務小隊の登場する場面での台詞・やり取りは以下のとおり。

---
ライル=ゲットー:
二等ガミラスの部隊か。

クリス=クライツェ:
惑星ザルツの義勇兵だ。

フォムト=バーガー:
占領地の人間かよ。

ヴェム=ハイデルン:
シュルツと同じ星の出身者です。

第442特務小隊隊長(らしき人物):
B特殊戦群所属、第442特務小隊であります。

ドメル将軍:
諸君にはきわめて重要な任務を任せることになる。承知しているな。

第442特務小隊隊長(らしき人物):
ガミラスのため全力を尽くします。

フォムト=バーガー:
はっ、信用できるか。怪しいもんだ。

ゴル=ハイニ:
おっ。

第442特務小隊の兵士たちがガミラス国歌を歌い始める。
♪青き花咲く大地
 気高(けだか)きわが故郷(こきょう)よ
 響(ひび)け 歓喜の歌
 神の加護(かご)はわれらとともにあり続けん
 ガーレ=ガミロン
 讃(たた)えよ 祖国の勝利を
---

「第442」から、たいていの人は、アメリカ合衆国陸軍で史上最強とされる日系人部隊の「第442連隊戦闘団」を思い浮かべるであろう。忠誠心を疑われているところは、まさにそのとおりだろう。

 その一方で、第442特務小隊の役割は、「特務小隊」ということから、彼らの任務は歩兵連隊のものではない。義勇兵であるということは、軍人ではなく、軍属(ぐんぞく)である。特務任務という設定から、台湾の先住民から構成された「高砂義勇隊(たかさごぎゆうたい)」もモデルのひとつとなっているにちがいない。

 第442連隊高砂義勇隊がモデルになっているようだ。これほどのすごい部隊がモデルになっているけれども、ガミラス側だから、ヤマト側にやられちゃうんだろうな。ちょっと哀(かな)しい。

 6分54秒あたりから第442特務小隊が登場する。期間限定だから、すぐに削除(さくじょ)されるのだろうな。



2013年6月11日火曜日

ガミラス国歌「永遠に讃えよ 我が光」の歌詞:宇宙戦艦ヤマト2199

ガミラス国歌「永遠に讃(たた)えよ 我が光」
作詞:出渕裕(いづぶちゆたか) 
作曲・編曲:宮川彬良(みやがわあきら)

1.
青き花咲(はなさ)く大地
気高(けだか)きわが故郷よ
響(ひび)け 歓喜(かんき)の歌
神の加護(かご)は われらとともにあり続けん
ガーレ=ガミロン*1
讃(たた)えよ 祖国の勝利を

2.
気高(けだか)きは勝利の意志
示せ 遍(あまね)く宇宙に
理想 貫(つらぬ)く愛
神の加護(かご)は われらとともにあり続けん
ガーレ=フェゼロン*2
誇りある鋼(はがね)の国家

*1ガーレ=ガミロン:ガミラス萬歳(ばんざい) 「ガミラス」が「ガミロン」となっているのは、格変化(かくへんか)によるものだろう。英語は、格変化が基本的にないが、人称代名詞だと、I my meなどと、主格、所有格、目的格で変化するようなもの。
*2ガーレ=フェゼロン:総統萬歳(そうとうばんざい) 「フェゼロン」は、ドイツ語の「総統」であるFührer(フューラー)に由来(ゆらい)するようだ。




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2013年6月10日月曜日

ソード=スリーが意味するもの:宇宙戦艦ヤマト2199

『宇宙戦艦ヤマト2199』第五章第18話で、篠原弘樹(しのはらひろき)のコード=ネーム(コールサイン)が「ソード=スリー」であることが明かされる。篠原は山本玲(やまもとあきら)の兄・明生(あきお)に憧れを抱いており、その明生が使用していたコード=ネーム「ソード=スリー」を使っている。

そして、彼が所属するのは、(第)343航空団である。

ソード=スリーはSWORD THREEだろう。SWORDの意味は「(つるぎ)」である。Wは発音しない。

そう、これは、帝国海軍の2代目「第343海軍航空隊」、通称・剣部隊(つるぎぶたい)を表している。第343海軍航空隊は3個戦闘飛行隊から構成され、それぞれが48機の定数であった。宇宙戦艦ヤマト2199の343航空団も48機から構成される。

剣部隊は、戦闘第701飛行隊・戦闘第407飛行隊・戦闘第401飛行隊・戦闘第301飛行隊・偵察第4飛行隊から成る。それぞれの通称は以下のとおり。

戦闘第701飛行隊:維新隊(いしんたい)
戦闘第407飛行隊:天誅組(てんちゅうぐみ)
戦闘第401飛行隊:極天隊(ごくてんたい)
戦闘第301飛行隊:新撰組(しんせんぐみ)
偵察第4飛行隊:奇兵隊(きへいたい)

『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物には新撰組に由来する名前が多い。それに、篠原弘樹という名前は、大日本帝国陸軍の戦闘機操縦者・篠原弘道(しのはらひろみち)とともに、新撰組隊士・篠原泰之進(しのはらたいのしん)に由来するようである。

なお、命名の由来のひとつである篠原弘道(しのはらひろみち)は大日本帝国陸軍の軍人、戦闘機操縦者である。1939年5月27日の初陣(ういじん)で4機撃墜、翌日28日に6機撃墜し、即座にエース=パイロットとなる。初陣(ういじん)から戦死するまでのわずか3か月で58機を撃墜(げきつい)。1日だけで11機撃墜の記録をもつ。この記録を上回るのはドイツ国防軍空軍のエーリヒ=アルフレート=ハルトマンErich Alfred "Bubi" Hartmannの1日12機だけである。「東洋のリヒトホーフェンRichthofen」との異名をもつ。篠原弘道にしても、リヒトホーフェンにしても、戦死している。

SWORD THREEのコード=ネームを使用している篠原弘樹は、戦闘第301飛行隊・新撰組の戦闘機隊長をも、モデルにしている可能性がある。戦闘第301飛行隊の戦闘機隊長である菅野直(かんのなおし)は、1945年8月1日、機銃筒内の爆発により、行方不明となった。生死すらわからないままである。

ちなみに、初代第343海軍航空隊の通称は隼部隊(はやぶさぶたい)である。篠原が搭乗するのは99式空間戦闘攻撃機コスモファルコンであるが、ファルコンfalconは「隼」のことである。

2013年6月9日日曜日

キャバクラ医院

 小泉みつお岩手県議会議員が、岩手県立中央病院で、名前ではなく、番号で呼ばれたことに腹を立てたという。名前で呼ばれると、健康問題が取り沙汰(ざた)されて、岩手県知事などにはなれなくなるだろうから、むしろ、番号で呼ばれるほうが好ましいはずなんだが。

 それはともかく、医療技術は大したことがないのに、大繁盛(だいはんじょう)している医院がある。

 かなりの藪医者(やぶいしゃ)だと、その医師の出身大学の大学病院の勤務医から聞いた。

 しかしながら、藪医者は患者を死なせる確率が低い。というのも、ちょっとでもわからないと大学病院に転送して精密検査を受けさせるので、その医師本人が患者を死なせることはない。

 けれども、大学病院の勤務医によると、大したことでもないのに、精密検査のためになにかと転送してくるので、多少、うんざりするそうだ。

「なんともないのに、また転送してきやがった」というわけである。

 それなのに、大繁盛しているのである。

 まず、お年寄りに「おじいちゃん」「おばあちゃん」とは呼ばずに、ちゃんと名前で女性の看護師に呼ばせている。

 つぎに、若い女性の看護師が爺(じい)さんの手をぎゅっと握ったり、腰に手を回したり、ボディ=タッチを頻繁(ひんぱん)に行なう。

 また、看護師は年寄りの話を叮嚀(ていねい)に聞くように指導しているという。

 その結果、爺さんのリピーターがむやみやたらに多いそうだ。

 だから、私はその医院を「キャバクラ医院」と呼んでいる。

 なお、邪(よこしま)な心があるのではないかと疑われるのが嫌で、私はその医院には行かないことにしている。

2013年6月8日土曜日

「はっきり」から「くっきり」・「ゆっくり」から「じんわり」

 30年以上前には、たいていの人が「はっきり」を使っていたのが、いつのまに、同じような描写で「くっきり」を使うようになった。小説家の清水義範(しみずよしのり)が多用したためらしい。

 読点(とうてん、「、」)を使いたがらない場合に「はっきり」を使うと、たとえば、「それははっきりと……」となり、ちょっとばかり読みにくい。「は」が連続するからだ。「それはくっきりと……」とすると、ほんの少しだけ読む速度が上がる。

 清水義範が多用するのを目にした文筆業者が、その利点に気づき、同様に「くっきり」を使うようになった。

 こうした影響を日本語に与えた作家は、じつに大したものだといえる。

 また、以前なら、「ゆっくり」を使うようなところで、場面にもよるが、「じんわり」を使う人が増えたようだ。これは、たぶん、村上春樹の影響だろう。

2013年6月7日金曜日

美味しい店を特集した雑誌で、それなりの大学の近所の店は、たいてい不味(まず)い理由

 それなりの大学の近所の店が、美味(おい)しい店を特集した雑誌に掲載されている場合、量だけは多いが、たいていの場合は不味(まず)い。

 大学の近所ということは、貧乏学生でも払える値段にしなければならないので、大した食材は使えない。また、若者を相手にするのであるから、量が多くなくてはならない。

 また、素材が悪い分、化学調味料が多くなる。

「当店は註文を受けてから調理するので時間がかかります」という貼り紙のある飲食店があるのだが、これは食材を無駄にしないためのものである。学生相手に廉(やす)く提供しようとすると、作りおきをして捨てるのがもったいないくらいに、コストを切り詰めるからである。

 そんな不味い料理屋が、雑誌やムックなどに掲載されるのは、締め切りの関係である。締め切りまでに、20軒は取材してくるように依頼されたライターは、面倒くさいから、学生だったときに通った店を数軒、取材する。美味(うま)いか、不味(まず)いかはどうでもよい。締め切りが守れさえすればよいのである。

 おまけに、そうした雑誌やムックを参考に、テレビ局が取材し、放送する。

 むちゃくちゃな世界になっている。

 少なくとも、早稲田大学と日本大学藝術学部の近所の店は、絶対に信用してはいけない。

2013年6月6日木曜日

「バンザイ突撃」の英訳は、Banzai chargeに統一したほうがよいのではないか。

 大東亜戦争[=太平洋戦争]などに関する書物を読むと、ときおり、「バンザイ=アタック」ということばを目にする。英語にすれば、Banzai attackとなるのだろうが、英語の文献や資料では、さほど目にしたことがない。もちろん、百科事典的なものでは、Banzai attackも記載されてはいるが、一般的な資料ではBanzai cahrgeが圧倒的である。

 個人的にはBanzai chargeに統一したほうがよいように思う。日本語でも「バンザイ=チャージ」にするべきだろう。ま、「萬歳突撃(ばんざいとつげき)」でもいいと思うけどね。

2013年6月5日水曜日

ニースケンス=キック:ゴールキーパーめがけてゴールのど真ん中にペナルティ=キックを蹴り込むのを「ニースケンス=キック」と言ったが、消え去っている。

 昨日(2013年6月4日)のワールドカップ予選、日本代表対オーストラリア代表の試合で、本田圭佑(ほんだけいすけ)がペナルティ=キックをゴールのど真ん中に蹴り込み、引き分けに持ち込んだ。ゴールのど真ん中に蹴り込んだ度胸(どきょう)を賞讃(しょうさん)する者は少なくない。

 ペナルティ=キックで、ゴールのど真ん中めがけてボールを蹴(け)り込むるのを「ニースケンス=キックNeeskens Kick」と呼ばれたことがあったが、完全に消え去っている。

 1974年、ワールド=カップ西ドイツ大会の決勝で、ヨハン=クライフJphan Cruyffがペナルティ=エリア内で反則を受けた。ペナルティ=キックを蹴ることになったのはヨハン=ニースケンスJohan Neeskensだった。

 ヨハン=ニースケンスは躊躇(ためら)うことなく、ゴールのど真ん中に蹴り込んだ。

 ワールド=カップの決勝でこんなことができるのは、驚くべきことである。

 オランダはトータル=フットボールというそれまでにない概念の戦術で以(もっ)て、1974年のワールド=カップ西ドイツ大会を席巻(せっけん)した。めまぐるしくポジション=チェンジを繰り返すものだった。

 ヨハン=クライフは、当時としては、途方もない金額である7億円という移籍金で1973年にFCバルセロナに移籍し、ヨハン=ニースケンスも1974年にFCバルセロナに移籍した。さらには、1988年から1996年までFCバルセロナの監督を務めた。そのFCバルセロナの戦術がベースとなって、2010年のワールド=カップ南アフリカ共和国大会でスペイン代表が優勝している。

 1974年に西ドイツに負けたオランダのトータル=フットボール(を基礎とする戦術など)が2010年に優勝したわけだ。

 1974年のワールド=カップのあとで、西ドイツ代表の主将であるフランツ=ベッケンバウアーFranz Benckenbauerとオランダ代表のヨハン=クライフが、それぞれ、名言を残している。

フランツ=ベッケンバウアー
 
強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。

 ヨハン=クライフ

美しく敗れることを恥と思うな。無様(ぶざま)に勝つことを恥と思え。

 このふたりは、試合が終わってからも、口喧嘩(くちげんか)をしていたわけだ。日本人のメンタリティー[=精神性]からすると、考えられないことだな。





2013年6月4日火曜日

ダイソンの掃除機の吸引力が落ちない理由がわかった。

 ダイソンDysonのサイクロン式掃除機は吸引力が落ちないと宣伝している。貰(もら)い物のダイソンの掃除機を使っているが、確かに、吸引力は落ちない。

 ところが、知り合いの自宅で、ある日本のメーカーの掃除機を使っているのを見て、ふと気がついた。

 吸引力が落ちないのではなく、初めからいくぶん小さめの吸引力なのだ、と。サイクロン式である以上、避けられないことなのかどうかは、わからない。

 もちろん、小さめの吸引力とはいえ、その吸引力が低下しないのは、立派な点ではある。それに、紙パック式とちがって、余計な経費がかからないで済むのは、吸引力よりも、大きな魅力だ。

 ところで、ダイソンのサイクロン式掃除機が売れると、三菱電機は即座にサイクロン式掃除機を販売した。サイクロン式の「風神(ふうじん)」である。三菱電機は、もともと、「風神」という名称の掃除機を販売していたから、気合が入っているのが見て取れる。

 サイクロン式風神の投入が、あまりに早かったので、サイクロン式掃除機を製造することができたのに、交換用紙パックで儲(もう)けるために、敢(あ)えて投入しないでいたのではないかと疑っている。特許などを調べていないから、下衆(げす)の勘繰(かんぐ)りにすぎないかもしれないが。

 とはいえ、実際のところ、英国のフーヴァー社Hooverは、ダイソンのサイクロン式掃除機が英国の市場に投入されないようにするためだけに、ダイソンのライセンスを取得しようとしたくらいである。この点からすると、交換用紙パックの儲(もう)けは看過(かんか)できないものなのはまちがいないだろう。



2013年6月3日月曜日

「アングロ=サクソン」ということばを使うやつは知識人ではない。

 以前から強く感じているのだが、アメリカ合衆国や英国の行動パターンを説明する際に、「アングロ=サクソンAnglo-Saxons」を鍵(かぎ)となることばとして説明する場合が多く見られるが、英国人には、アングロ=サクソン人としての自覚はほとんどない。それに、ブリトン人やデーン人やノルマン人の血統もある。

 そもそも、サクソン人がイングランドを支配していたのは、1066年のノルマン征服Norman Conquestまでで、その後の支配層は北部フランス出身のノルマン人であった(もっとも、現王室はドイツ系だが)。

 また、現代のアメリカ合衆国では、純粋なアングロ=サクソンは多くない。

 アメリカ合衆国や英国に関してアングロ=サクソンをキー=ワードにして語る輩(やから)は、決して知識人とは言えない。ただの勉強不足である。

2013年6月2日日曜日

実家のある和歌山県橋本市の神社で開催される新春オセロゲーム大会で、出入り禁止になったことがある。

 和歌山県橋本市隅田町垂井(すだちょうたるい)に隅田八幡神社がある。国宝に指定されている「隅田八幡神社人物画像鏡」が有名である。また、帝国陸軍航空本部長であった寺本熊市(てらもとくまいち)中将(1945年8月15日、玉音放送後に自決)は、隅田八幡神社の宮司(ぐうじ)の息子で、現在の寺本嘉幸宮司は寺本熊市の甥っ子(おいっこ)らしい。

 隅田八幡神社では、今でも開催されているのかどうかは知らないが、「新春オセロゲーム大会」があった。

 和歌山県はオセロゲーム後進県である。だから、オセロゲームの基本戦術についての書籍を1冊、読みさえすれば、ほぼ無敵になれる。

 私のオセロゲームの実力がどのくらいに大したことがないのかというと、上京後、3試合で2勝1敗以上の成績で初段が認定される月例大会に2回出場して、1勝1敗1引と1勝2敗の成績だった。おまけに、小学3年生に負けたことがある。もっとも、小学3年生あたりは、定石(じょうせき)を研究しておらず、わけのわからない手筋(てすじ)で打ってくるから、何を考えているのかがわからなくなって混乱するということもある。後に世界チャンピオンになる人物が、その数年前に、全日本大会の東京都予選で小学校低学年の出場者に大番狂(おおばんくる)わせで負けるということもあった。

 初段がとれない実力しかなくとも、当時の和歌山県ではほぼ無敵になってしまう。

 隅田八幡神社新春オセロゲーム大会は、小学生と中学生しか参加しない。中学生以上は私だけだった。

 普通に勝ってもおもしろくないと思って、33対31で勝つのを狙(ねら)うことにした。たいていは33対31で勝利した。

 さて、決勝である。

 一緒に参加した同級生が自分よりも格下で、実力がどの程度のものかを知っている場合、33対31で辛勝(しんしょう)した奴が決勝戦の相手となると、優勝できると思うのは当然であろう。優勝できると確信し切っているのである。

 ところが、決勝戦だけは、全力を出した。

 軽く64対0のパーフェクト勝ちだった。

 優勝できそうだと思っていたのに、パーフェクト負けを喫(きっ)すると、小学生は泣きそうな顔になった。

 大人げないといえば、大人げないが、当時の私は大人ではなかった。

 決勝戦でパーフェクト勝ちを3回、繰り返して、3年連続優勝をしたところ、寺本嘉幸宮司が神社で売っているものすべてをくれた。破魔矢(はまや)・絵馬・お守りなど、すべてである。

「これ、全部、上げますから、来年からは来ないでください」と言われた。

 出入り禁止になったわけだ。

 どうせなら、「殿堂入りです」とでも言ってくれたら、よかったのにねえ。


寺本嘉幸宮司


2013年6月1日土曜日

ベレー帽をかぶった写真しかない手塚治虫と藤子・F・不二雄は、禿(はげ)だったのではないか?

 手塚治虫と藤子・F・不二雄の写真は、ベレー帽をかぶったものしかない。

 はやり、このふたりは、禿(はげ)ていたのだろうか?

 関係ないけれども、「禿(はげ)」という漢字が存在することを知ると、小学生は、どういうわけか、異常に興奮する。





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自己紹介

自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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