2013年5月22日水曜日

アメリカ合衆国にはレンタルDVD屋さんがない。

 レンタルDVD屋さんがアメリカ合衆国にないというと、小学生や中学生は驚く。

 アメリカ合衆国では最新作のDVDでも1,000円前後だ。この廉(やす)さは、子どもには理解できないようである。

 レンタル屋さんがないから、買うしかない。そうなると、販売数が増えるので、1,000円くらいで販売しても採算がとれる。

 ところが、日本はというと、もともと、富裕層を対象にしてレコード業界が発生した。レコードどころか、蓄音機を購入することさえ、富裕層でなければできなかったし、そのくらいの価格設定でなければ事業として成立しなかった。

 その結果、国民の所得水準からすると、むやみに高いものとなった。

 それでなんとかなった。

 日本の所得水準が上がり、販売数も大幅に増えたが、しかし、レコード業界は価格を下げることはしなかった。

 そこで、レコードをレンタルする店が現(あら)われた。

 つづいて、CDやビデオ、DVD、Blu-rayまでレンタルされるようになった。

 その結果、商品価格は高価格のままである。

 私はレンタルしたことがないし、買った映画は少なくとも100回以上は見るから(ただし、音声のみで、画面を観ないことが多い)、レンタルなしで販売価格1,000円のほうがいいのだけれど。

 最近ではアマゾンAmazon.co.jpで1,000円程度のDVDが売られているから、この方向に流れていくのだろうな。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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