2013年3月9日土曜日

食は三代:アメリカン=コーヒーからスターバックスへ

 食は三代といわれる。もともとは「財(ざい)は一代、衣(ころも)は二代、食(しょく)は三代」である。

 「財は一代、衣は二代、食は三代」とは、

 財、即ち、財産を築くのは一代で充分であり、
 衣、即ち、ファッションのセンスを養い、着こなしが上手(じょうず)になるには、二代かかり、
 食、即ち、美食がわかり、テーブル=マナーを習得するには、三代かかる、

 という意味である。

 アメリカ合衆国では、所謂(いわゆる)、アメリカン=コーヒーと呼ばれる薄(うす)い味のコーヒーが主流であった。少ない元手(もとで)で、できるかぎり儲(もう)けようとしたのではないかと思っている。尚且(なおか)つ、ヨーロッパの食い詰め者(くいつめもの)は、コーヒーさえ飲めないような生活をしていたものが多かったから、薄いコーヒーでも不満を抱くことがなかったようである。


 アメリカ合衆国が工業国として発展したのは、1890年である。この年、工業生産額が農業生産額を上回ったのである。

 スター=バックスが創業したのは、1971年だが、ヒットしたのは、1987年のエスプレッソである。

 工業生産額が農業生産額を上回って以来、アメリカン=コーヒーから濃い味のコーヒーに変化するのに、概(おおむ)ね100年かかっている。1世代が30年だとすると、大凡(おおよそ)3世代分の期間である。

 以上のように、コーヒーでさえ、三代かかっている。それでも、依然(いぜん)として、スターバックス程度のものというところが笑ってしまう。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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