2012年11月12日月曜日

ヨーロッパ製の台所用品などは本国では製造していないことが多く、検品だけして出荷しているにすぎないと近所の高級台所用品店の店主から聞いた。


 基本的に日本製のものを買っている。ただし、運動靴だけは例外で、アメリカ合衆国製のニュー=バランスNew Balanceしか買わないんだけど。
 先日、近所の高級台所用品店で買い物をしたときに、これはどの国の製品かを確かめていた。基本的に日本製しか買わない言ったところ、店主によれば、それはいい心がけである、日本製とアメリカ合衆国製は、法律によって、国内で実際に製造していないと日本製・アメリカ合衆国製とは表記できないが、ヨーロッパ諸国では、日本ほども法律が厳(きび)しくないので、発展途上国で製造させて、検品だけを本国で行なって、梱包(こんぽう)しているだけである場合が多いそうである。

 店主がその一例として挙(あ)げていたのが、世界三大陶磁器製造会社であるドイツのビレロイ&ボッホVilleroy & Bochであった。
 話の本筋から逸(そ)れるが、ドイツ語だったら「フィレロイ=ウント=ボッホ」となるはずだが、どうして「ビレロイ&ボッホ」と日本語で表記されるのか、不明である。もともとはフランスのロレーヌ地方で企業したからだとしても、フランス語読みなら、「ヴィレロワ=エ=ボック」となる。
 ビレロイ&ボッホは、日本で第2位の陶磁器メーカーである鳴海製陶(なるみせいとう)のインドネシア工場で委託生産したものをドイツに運び込み、ドイツ人が検品して梱包(こんぽう)して出荷しているそうである。

 だが、あとで私は思った。

1)ドイツ人やほかのヨーロッパ人がデザインする。
2)インドネシアの工場で、インドネシア人が製造する。
3)その生産管理・品質管理を日本人が行なう。
3)最終的にはドイツ人が検品して、出荷する。

 ある意味では、最強の組み合わせのひとつになっていないか?

 ビレロイ&ボッホの製品を買ってみたくなった。もちろん、鳴海製陶のインドネシア工場製のものをね。ただし、問題点は、どの製品が鳴海製陶のインドネシア工場製なのかがわからない点である。



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早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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