2012年11月20日火曜日

オーストリア人は、帝国陸軍航空隊三式戦闘機「飛燕」(キ61)よりすごいらしい。

 去る10月14日、レッドブル=ストラトス(Red Bull Stratos)というプロジェクトで、オーストリア人のフェリックス=バウムガルトナーFelix Baumgartnerが39,014m(128,000ft)の成層圏から超音速自由落下supersonic free fallを成功させた。時速1,342.8km(マッハ1.2)を記録した。

 一方、第2次世界大戦中、陸軍航空隊三式戦闘機「飛燕」(キ61)は、あるとき、急降下の際、時速900km(559.2マイル)の速度計を針が振り切り、衝撃音波sonic boomがあったというから、音速を超えても壊れなかったくらいに頑丈(がんじょう)だった。

 70年以上前の設計で、音速でも壊れない戦闘機はすごいと思っていたが、オーストリア人のほうがすごかったわけか。























 この動画はレッドブル=ストラトス=プロジェクトの見所(みどころ)である。



 この動画は世界最短の自由落下the world's shortest free fallということで、フェリックス=バウムガルトナーが余興(よきょう)でやったもの。こういうものも好きだ。



 1960年にジョセフ=キッティンガーJoseoph Kittingerが31,200m(102,800ft)から自由落下する動画が登場する。それにしてもアメリカ合衆国の空軍は、すごいなあ。1960年には、この水準に達していたのか。
 1940年代前半に超音速で急降下しても分解しないということで喜んでいるようでは、敵(かな)わない。



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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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