2010年6月12日土曜日

当校の小学生が出した血液型のクイズに見事にひっかかった。

 当校の小学生に血液型のクイズを出された。

XさんとYさんが結婚したところ、A型・B型・O型・AB型の子どもが生まれました。
XさんとZさんが結婚したところ、O型の子どもしか生まれませんでした。
さて、YさんとZさんが結婚したとき、何型の血液の子どもが生まれるでしょうか?

 まず、A型・B型・O型・AB型の子どもが生まれましたということから、XさんとYさんの血液型は、つぎの組み合わせでなければならない。
Xさん AO型 BO型
Yさん BO型 AO型
 つまり、XさんがAO型のA型であれば、YさんはBO型のB型であり、そうでなければ、XさんがBO型のB型であり、YさんはAO型のA型である。
 XさんとZさんが結婚した場合、ZさんがOO型のO型であったとしても、XさんはAO型のA型か、BO型のB型か、いずれがであるので、O型の子ども以外、A型またはB型の子どもが生まれなければならないので、O型の子どもしか生まれないことはありえない。

 以上のことを子ども向けに答えたのだが、「全然違います」と言われた。

 そこで、XさんとZさんの間に生まれた子どもがO型しかないとすれば、Xさんの血液型が、AO型のA型あるいはBO型のB型から、骨髄移植などによってOO型のO型に変わったと考えられるが、しかし、YさんとZさんの間に生まれる子どもの血液型の決定には、役に立たない。
 XさんとZさんが結婚したところ、O型の子どもしか生まれなかったのであるならば、ZさんはOO型のO型であり、Yさんは、いずれにしろ、AO型のA型か、BO型のB型であるので、あえて答えるならばつぎの2とおりが考えられる。
1) AO型のA型が50%、OO型のO型が50%
2) BO型のBが50%、OO型のO型が50%

 しかし、これも違うという。

 正解はこんなのだった。

YさんはXさんと結婚しています。ZさんもXさんと結婚しています。ということは、YさんとZさんの性別は同じです。だから、正解は「YさんとZさんは結婚できません」です。

 見事にひっかかってしまった。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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