2009年10月6日火曜日

夫婦別姓になるということは、鎌倉時代に戻ることになると思うんだが。

 民主党が夫婦別姓を実現しそうだ。
 となると、夫婦の姓については、鎌倉時代に逆行することになるんじゃないかと思ったんだが、どうなんだろうか?
 源頼朝(みなもとのよりとも)の奥さんは北条政子(ほうじょうまさこ)だ。当時の姓(せい)・氏(うじ)・苗字(みょうじ)の取り扱いが今とはちがっているようだから、一概(いちがい)にはいえないけれど、夫婦別姓であったといえなくもない。

 夫婦別姓導入ということは、鎌倉時代に逆戻りということになるのではないか?
 同時に、以前から夫婦別姓の中国風・韓国風になると考えると、脱亜入欧(だつあにゅうおう)ではなく、脱欧入亜(だつおうにゅうあ)になる。

 夫婦別姓導入を唱える人は、たぶん、1960年代後半のアメリカ合衆国のウーマン=リブWomen's Liberation、ならびにフェミニズムFeminismなどに影響されているのだろう。
 ところが、欧米で、こうした運動が起こったのは、日本の女性よりも、女性の立場が弱い国だからである。
 たとえば、フランスでは1970年代になるまで、女性の名義で銀行口座が開設できなかった。フランス革命で「フランス人権宣言」(正式名称は「人間と市民の権利の宣言」)を採択した国とは思えないかもしれないが、これは、フランス人男性のみを対象にしたものであって、「人間」と「市民」には、決して有色人種や女子どもは含まれていない。
 アメリカ合衆国は、家庭内暴力を揮(ふる)う男性が異常に多い。
 スイスの地方議会には、女性の参政権のないところがある。
 欧米基準で考えれば、女性の権利が充実している日本が、フェミニズムの真似をしても、意味がないように思う。もっと、日本の下層階級というか、下流社会というか、そうした階層では、欧米並みに女性を蹂躙(じゅうりん)する男性がいるようだけど。しかし、その問題は、夫婦別姓にしたところで解決するものではないだろう。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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