2009年9月30日水曜日

NHKの集金人が来た。

 NHKの集金人が来た。正式名称(めいしょう)は「地域開発スタッフ」というものらしいが、ふざけた名称だ。
 玄関チャイムが鳴ったが、事前の約束のない訪問者は碌(ろく)なものがないので、無視していたが、ドアをガンガン叩くなんてことをしやがる。その上で、玄関チャイムをしつこく鳴らす。
 インターホンに出たら、NHKだった。
 玄関まで駆けて行って、玄関を開けるなり、「テレビはない。上がって確かめろ。ほら、さっさと上がって確かめろ。確かめないで、何度も来るな」と言った。
 NHKの集金人は2人組だった。今までにないパターンだ。これまでにやって来たのとちがって、随分(ずいぶん)と若い。2人とも20代と見受けられた。不況の影響で、仕事が見つからず、NHKの集金人をする若造が増えているらしい。従来のNHKの集金人は、社会的落伍者風の中年のおっさんが多かったのだが。不況の影響でNHK集金人の若齢化(じゃくれいか)が進んでいるらしい。20代の若造がNHKの集金人をしているようだと、日本の経済状況は相当にまずいのではないか?
 で、地域開発スタッフ(正式名称)に、室内に入って、テレビがないかどうかを確かめろと、何度も促したが、頑(がん)として、応じない。
中に入ったら、不法侵入で訴えると思ってるんだろう! ……そのとおりだ!! そもそも、無駄なことで他人の時間を暴力的に奪うという不当なことをしている自覚はあるのか!?
 2人の集金人にとっては、集金しやすそうだと踏んで突撃したら、最悪の住人だったらしく、お赦(ゆる)しください、もう帰りたいですって顔をしていた。
 うちのマンションでは、自分が利用していないので、よくわからないが、ケーブルテレビのサービスがついていて、回線を繋(つな)げば、無料でほぼすべてのテレビ番組が見られるので、だれもNHKに入っていないはずなのだが、ほかの住人には交渉することなく、どこかに行ってしまった。よほど懲(こ)りたと見える。

 以前から抱いているNHKの不満をここで述べておく。このうちの一部を集金人(地域開発スタッフ)に主張しておいた。

1)独り暮らしでも、8人暮らしの大家族で、テレビ受像機が5台ある家庭でも同じ受信料はおかしい。衛星契約(地上波を含む)で、12か月分前払い額で2万5,520円だ。

2)沖縄県在住者の受信料が廉(やす)い。衛星契約の12か月分前払い額で2万3,860円だ。所得水準でこうした区別をするのであれば、東京なら、港区在住者は、30万円で、足立区在住者は1万2千円くらいにしなければならない。埼玉県朝霞市在住者なら、8千円かな(このあたりの数字は、特にいい加減だ。真面目に反論するなよ)。

3)勝手に電波を飛ばしておいて、テレビ受像機があるということで、一方的に受信料を徴収しようとするのはおかしい。これは、勝手に郵便で品物を送りつけておいて、金を払えというものだ。郵便受けを設置してある以上、金を払う義務があると主張するようなものである。

4)報道の公平性・中立性が保たれているとは思えない。偏向が甚(はなは)だしい。

5)NHKの職員は真面目に仕事をしているとは思えないところがある。このブログ「掃除機庵主人日乗 l'homme révolté」のアクセス解析を見ると、NHKからのアクセスがけっこうあった。勤務中に、こんな屑(くず)ブログを読んでいるんじゃねえや。NHKからのアクセスのみ、課金制にしてやろうか(どうやったら、そんなことができるのか、わからんが)。

6)ラジオならたまに聴くので、ひと月あたり480円なら払ってもよいと提案するのだが、集金人の人件費のほうが高くなるので、どうしてもやろうとしない。コストがかかってでも、公平性を保持しようという気がないらしい。そんなに金儲(かねもう)け中心でやっていきたいのか?

7)「NHK」という略称そのものに品位がない。日本放送協会Nihon Hôsô Kyôkaiの頭文字を並べているわけだが、なんだか、変だ。「日放協(にっぽうきょう)」でいいではないか? あるいは、英語でJapan Broadcasting Corporationの頭文字をとって、JBCとでもすればいい。

 なお、私は本当にテレビ受像機を持っていない。テレビ放送は、単位時間あたりの情報量が少なすぎるから、時間が無駄になるのだ。だから、テレビ番組は見ない。また、NHKの受信料が払いたくないからテレビ受像機を持っていないという側面もある。NHKの受信料のせいで、私はテレビ受像機を買わないことにしている。ということは、NHKは、私のような人間がテレビ受像機を所有することを阻(はば)んでいるわけだ。内需拡大を阻んでいるわけだ(←無理のある論法だな)。
 また、税金に組み込んで徴収(ちょうしゅう)すれば、今ほども手間はかからなくなるはずなのに、そうはしない。税金として徴収すれば、政府からの監視が強くなるのだろう。そうなれば、困ることをきっとやっているにちがいない。でも、たぶん、「言論の自由を守るため」とかなんとか言いそうだな。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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