2009年8月2日日曜日

因数分解とフォークボール

 因数分解factorizationならびに平方完成completing the squareで苦労している中学生がいた。そこで、こんなことを言ってみた。

 因数分解と平方完成ができるようになるのは、フォークボールforkballの投げ方をマスターするよりは簡単だろ?

 ところが、フォークボールをマスターする方が簡単だという。
 そこで、野球部所属の高校生に、同じことを訊(き)いてみたのだが、フォークボールをマスターする方が簡単だという。

 いくらなんでも、それはないよなと思いつつも、いろいろと検討したところ、理由がわかった。
 このふたりは、手がでかいのである。一方、私はというと、手がそれほど大きいわけではない。少なくとも、フランツ=リストFranz Lisztの「超絶技巧練習曲」Etudes d'exécution transcendanteが演奏できるほどの手の大きさではない。 
 変化球に関しては、私の手の大きさは、SFF、すなわち、直球と似た軌道・球速で小さく縦に落ちるスプリットフィンガード=ファストボールsplit-finger fastballはマスターできても、フォークボールは相当にむずかしいものらしい。

 場合分けをしてものごとを考えられない人は、若いときに勉強をろくにしていなかった人だと、普段言っているのに、少なくとも、フォークボールに関しては、手の大きさによる場合分けをしていなかったことを反省している。

 ところで、SFFの日本語名は英語の綴(つづ)りと関係なく、「スプリットフィンガード」と「ド」がつくのだろうか?

  

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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