2009年2月10日火曜日

入院中に自分の病気に関する本を読むと生存率が高い。

 大きな病気で入院している患者が、自分の病気に関する本を読み始めると、どういうわけか、そうでない場合と較べて、その後の平均余命が高まるそうである。
 一般的に考えられる理由はこういうものである。

 まず、自らの病気と闘う意志があるから、長生きをする。

 つぎに、自分の病気のことを詳しく知ることで、食事制限など、医師から指示される内容をきちんと守ることができるようになるからである。
 どうしてそういうことをしてはいけないのかが理屈として理解できていると、医師の指示を守る。しかし、理屈が理解できていない患者は、このくらいはいいだろうと医師の指示に反することを、往々にしてしがちで、その結果、寿命を縮めてしまう。

 もっともらしい見解である。

 だが、時代ゆえに、教育を充分に受けられなかった人には、活字を読むのが苦手な人が少なくないと思うのだが、そうした人たちは、すいすい本が読める人よりも平均寿命が短いのだろうか? 
 一定レベルの教育を受けた階層からすると、朝日新聞が難しくて読めない人がいるというのは驚くべき事実かもしれないが、実際に、そうした社会階層は存在する。吉田秀和や昨年12月に亡くなった加藤周一の随筆を読んでもまったく理解できないという人を、私自身、少なからず知っている。
 そうした人々の平均寿命はどのくらいなのだろうか?

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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