2009年9月24日木曜日

跳(と)び縄(なわ)を買った。

 当校に、体力がなさすぎて勉強が続かない生徒がいる。2日に1回くらいのペースで20分以上ジョギングなどをするようにしたほうがよいと助言しても、やる気が起きないらしく、一向(いっこう)にジョギングをする気配がない。
 比較的手軽にできて、時間を要さないもので、運動になるものを考えた。縄跳(なわ)びrope jumping/rope skippingをするということになった。

そこで一昨日(おととい/いっさくじつ)、跳び縄(とびなわ)を買った。西武池袋線江古田駅北口近くにあるBlanc Roche(ブラン ローシュ)というスポーツ用品店で買った。blancは「白(white)」という意味の形容詞で、rocheは「岩(rock)」のことだ。とはいえ、フランス語では形容詞は名詞の後ろに置くのだけれど、それが逆になっている。また、une rocheは女性名詞なので、形容詞も女性形にしなければならず、この場合、blancheとして、la roche blancheとなる。laは定冠詞で、英語のtheに相当するもの。また、「岩」に相当する語にrocheの後ろに-rのついたun rocherもあり、これは男性名詞なので、le rocher blancとなる。店主は「白岩さん」で、白と岩の順番を同じにしたいことと、また、「ブラン ローシュ」という音が気に入ったということで、あえて文法を無視したそうだ。このあたりはいかにも日本らしい。
 自由が丘はお洒落(しゃれ)な街というイメージがあって、店の看板などにフランス語が多用されているけれど、綴(つづ)りをはじめ、いろいろと間違っていることが多い。英語にすら間違いが多い浅草よりはましかもしれないが。

 それはともかく、「縄跳(なわと)びrope jumping、ください」というと、ちゃんと跳び縄jumping ropeを出してくれた。
 日本語を正しく使わなくても、通じるというのがおもしろい。 

 体力不足の生徒と思えるを対象に、縄跳(なわとび)びをしてもらうことにした。

 生徒だけに強制的に縄跳びをさせるというのは、不満を抱かせる原因になりかねないので、生徒と一緒に自分も縄跳びをすることにした。
 これが、なかなか、たいへんだった。縄跳びを始めて1分後にはへろへろになる。縄跳びって、意外とたいへんなんだな。

 因(ちな)みに、購入した飛び縄は、ASICSのもので、品名が「INF公認クイックグラスプトビナワ」だ。1本、1,365円(税込)だ。2本、購入した。
 INFというのは、縄跳びに詳しいどこかの大学教授が主宰している個人的な団体らしいのだが、ウェブサイトもないようで、ちょっとあやしい。大した団体ではないらしいのだが、本格的に縄跳びに取り組む人がそんなにいないので、問題化することはなさそうだ。

 当初の予定では、体力不足の生徒に縄跳びをしてもらう予定であったが、体力のある生徒も自主的に縄跳びをしていた。
 夕日に向かって、身長185cmと181cmの大男が、塾の前で、ふたり並んで、夕日に向かって縄跳びをしている様子は、ちょっと、気持ち悪い。

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和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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